先日の記事で、FSXからX-Plane11に鞍替えした話をしましたが、今回は、Prepar3D(以下P3D)も導入したのでその話をしてみようかと。
前回はFSXが初期化せざるを得ない状況だったので、どうせならと、X-Plane11に鞍替えした経緯でしたが、今回は同時利用する目的でP3Dも購入してみようということになりました。
とりあえず1番の動機は超きれいなシーナリーメーカーでお馴染みのOrbxより「ホノルルシティーシーナリー」が発売されたことにあります。
もしX-Plane11対応で出ていたなら、P3Dも買うことはなかったでしょう。
でも、対応プラットフォームがP3D V4のみだったのですねぇ。。。
なので、ハワイ好きの身としてはシーナリーの出来もよさそうだったのでどうしてもやりたかったのが今回P3Dを購入する動機になりました。
もはや、FSXとP3Dは同じではない
今まで、FSXとP3Dのアドオンといえば、抱き合わせというか、共通のものがほとんどだったのですが、最近、P3Dがバージョン4まで来てからは様子が少し変わってきたみたいです。
以前の記事でFSXとP3Dはほとんど同じであるって事も書いていました。
しかし、最近各種アドオンの対象がFSXとP3DV3までとP3DV4というようにP3DV4だけが別物として扱われるようになってきました。
P3DV4とそれ以前のバージョンとのちがい
① 一番の大きな理由としてはV4では64bit化されたことが大きな理由となってるようです。
64bit化によって大きくメモリー空間をりようできるようになったようで、パフォーマンスに大いに影響を与えたといえます。
※ただしwindows側も64bitである必要があります。
② ダイナミックライティングが適用されてるために、光源などが大幅に改善されており、よりリアルな光環境が再現可能になりました。
③UIの変更で、FSXとは全く違うUIからスタートになります。
この他にもデフォルト機体の新規追加されたりとか、空港やテクスチャーの高解像度化されたりと、
大きな変更点があります。
バランスの良いX-Plane11,高額なP3Dの導入
FSXは現在購入するにはSTEAMというゲームクライアントを通して購入するのが一番手っ取り早いです。名称は正確にはFSX:Steam Editionとなりますが、値段は2000円弱で購入することができます。
また、X-Plane11もSTEAMを通して購入すれば8000円弱で手に入ります。
では、P3Dはというと、通常一般的にはProffesional Editionを購入するわけですが、お値段は$199!
約2万円もするのです。
これらを考慮すると、家庭で楽しむシムとして一番質的にバランスが良いのはX-Plane11になるのではないかと個人的思うわけです。
確かにX-Planeでは今までFSXに慣れてきた人にとってはいろいろな面で違いがあって扱いにくい部分があると思いますが、慣れてしまえばUIからしてP3Dよりわかりやすく、設定もしやすいんではないかと思っています。
実際わたしはX-Plane11の操作のほうに慣れてしまってるので、P3Dの操作がとても苦手な感じになってしまっています・・・
こればかりは慣れるしかないのですが、その点を考えてもX-Plane11はおススメできます。
P3DとX-Plane11のアドオンについて
気になるのは、この両者(FSXも含む)におけるアドオンについてですが、アドオンはP3D(FSX含む)とX-Plane11では互換性がないところはハッキリしています。
機体アドオン
航空機のアドオンではやはりPMDGや、Aerosoftによる本格的アドオンがあるわけですが、これらのパブリッシャーはX-Plane11に対応したものがありません。
PMDGでは高性能で高いシミュレートを実現したB777やB747、B737NGがあります。
対してX-Plane11はどうかというと、高いシミュレート性を期待できるアドオンとしては、ZIBO737NG、FlightFActorA320、ToLissA319、 A321あたりではないかと思っています。
もちろんX-PLane11にもB767や、B777のアドオンはありますが、FSX、P3Dのそれと比較してしまうと物足りない部分があることは否めません。
実際にわたしはX-Plane11でもB767や、B777を持ってますが、ほぼ起動することがなくなってしまいました・・・
Boeing系だとZIBO737NGに関しては、なんと無料で配布されてる機体アドオンなのですが、内容はPMDGと同等以上の性能なんじゃないかと思えるほどの高品質なアドオンが超有名です。
AIRBUS系ではFlightFactorA320はかなり緻密でシミュレート性も高いですが、お値段もそこそこしています。しかし、VRとの相性が悪いようで、VRを使う身としてはそれ以降起動していません。
ただ、モニターでプレイするならばほんとうによくできた機体アドオンだと思います。
シーナリーアドオン
シーナリー系になると今度は先に述べたように、FSX・P3D全バージョン、FSX・P3D(V3まで)とP3DV4のみ、の3種類に分けられます。
ちなみにテクノブレインの日本の空港シーナリーシリーズが一部P3DV2~V4にも対応アップデートされてきていますので、今までFSXのみ対応だった日本のシーナリーがP3Dでも利用できるようになって嬉しい限りです。(2020年3月時点で対応してるデータはFSアドオンコレクション新千歳空港、
FSアドオンコレクション東京国際空港2、FSアドオンコレクションフォトシーナリー東京、FSアドオンコレクション新石垣空港・宮古空港、FSアドオンコレクション八尾空港&大阪市街、FSアドオンコレクション那覇空港の6データになります。)
最近ではP3DV4向けに高画質なシーナリーも多く出てきているのですが、やはり一番大きなところはダイナミックライティングのあるなし、なようです。64bit化の恩恵であるといえますね。
V3までしか対応してないシーナリーは当然ながらV4では機能しないことは検証済みです。
なので、P3D系のシーナリーを購入の際はバージョンに気を付けましょう。
FSX/P3D系のアドオンとX-Plane11向けアドオンではバラエティーも違ってきて、前者だとほとんどはsimmmarketで購入しています。
simmarketではもちろんX-Plane11用も扱いはありますが、わたしはXplane.orgというX-Planeに特化したサイトでシーナリーや機体アドオンのほとんどを購入しています。
このサイトは有志の方々が作成されたフリーのシーナリーも公開しており、中には有償クラスほどの豪華なフリーシーナリーもあったりします。
X-Planeの場合はほぼこのサイトで揃うと言っても過言ではないと思っています。
まとめ
結局のところわたしはX-Plane11とP3Dを両方利用しるわけですが、今回P3Dを使い始めて、2つのシムをあることで使い分けして利用するようになりました。
P3Dでは主に大型機、PMDGやQualityWingsの787を飛ばすとき
X-Plane11では、King AirやBeechCraftなどの小型機を飛ばすとき、と割り切ってます。
X-Planeのほうは小型機が充実してる感があるので、VFRでちょこちょこ飛び回りたいならX-Plane,
IFRでがっつり飛びたいならP3D,そんな感じで利用しています。
過去わたしはシムにおいては3面マルチスクリーンで楽しんでいましたが、今はVRオンリーでたのしんでいます。
VRでの操作感なんかもP3D、X-Plane11ではちがってきますのでまたその辺についても後日詳しく書いてみたいと思っています。
コメント