【FSXとP3DとX-Plane11】フライトシミュレーター3強のそれぞれの長所と短所

フライトシミュレーター

現在フライトシミュレーターとして人気が高いものはFSX P3D X-Planeの3つに絞られると思います。

他にもDCSやAerosft製のシムもありますが、フライトシムといえば現状ではこの3つになります。

この3つのシムはそれぞれが本当によくできており、それぞれ特徴があります。

以前の記事でもFSXとP3DとX-Planeについての海外のレビュー記事について紹介しましたが、ここで改めて私個人の見解として3つのシムについて簡単に紹介してみたいと思います。

FSX A320アドオン

FSXの特徴、良い点悪い点

FSXのロゴ

FSXはフライトシミュレーターのパイオニアとして昔から世界中で利用されてる超有名シムです。

私の記憶にあるシムではFS95というあたりのものから記憶しています。

残念ながらFSXのリリースを最後に、マイクロソフトはシムチームを解散してしまい、FSXが事実上の最後のシムバージョンになってしまいました。

発売当初は実はFSX、非常に評判が悪かったんですよね。

その前作であるFS2004が非常に良くできてて、アドオン共々非常に発展したシムがあったために、FSXはなかなか受け入れられなかった経緯があります。

なぜ受け入れられなかったのか?

それはバグのオンパレードと、めちゃくちゃ重く当時の最新スペックのPCでさえプレイががままならないと言われる程のものでした。

私もFS2004が非常に充実していたために、FSXへの移行は当時は全く考えられませんでした。

FSXが出てもしばらくはFS2004を使い続けたんですが、FSX発売されてしばらく経った頃、ようやく挙動も安定してきて、FSXの性能に見合うだけのスペックを持ったPCも出てきた頃にようやくFSXへ移行したのです。

結果移行してみて、とても良かったんですが、一番の改善点はグラフィックの向上だったと思っています。

見た目のリアリティーや、効果などの部分がFS2004にはないリアルさを演出してくれて、結構感動したものでした。

FSXの良いところ

  • 価格が安い
    安いといっても今はパッケージとしては手に入らないのですが、海外のゲームソフト販売サイトの「Steam」でFSX:Steam Editionとして手に入れることが可能です。値段は通常たったの¥2480で、セール時になるともっと安く手に入れられます。
  • アドオンの数がいまだに多くリリースされる
    アドオンの数は一番多く開発されてるんじゃないでしょうか。優秀かつ豊富なアドオンを追加することによって古さを打ち消すことが可能。
  • ユーザー数も多く、問題解決も早い
    FSXのユーザー数は多分フライトシムでは一番多いんじゃないでしょうか。なので、例えばFSXでトラブルがあったりすれば同じ悩みのユーザーがだいたいいるのでググればほぼ解決する手段を得られこと。
  • PCスペックがようやくFSXを快適に動かすまでに追いついてきた
    今までは要求スペックが高すぎてなかなか快適にプレイできなかったのが、今ではそれをクリヤーしている。

良くないところ

  • 開発は終了してしまっていて、今後の発展は期待できない
  • すでにリリースから10年以上経過している
  • デフォルトのシーナリーはあまりにもしょぼい
  • たとえアドオンが豊富でもそろそろP3Dとの差別化が始まりつつある感じ。
    これが意味することは同じアドオンでもFSXでは再現できないことがP3Dのほうではできる、そういうアドオンが増えてきていることです。

 

私のFSXに対する個人的意見がこんな感じですね。

とにかくフライトシムの世界は優秀なアドオンを入れてナンボだと思ってるので、そこがクリアできてるうちならまだまだFSXは楽しめるのかな、とは思っています。

そんな私ですが、今は完全にX-Plane11に移行してしまいましたが。。。

P3Dの特徴、良い点悪い点

PREPAR3D

 

P3DはFSXの開発をロッキード・マーティン社が引き継いで、名称を変えてリリースされたいわば、FSXの後継版みたいなものです。

開発元がマイクロソフトだったFSXがロッキード・マーティン社という現役航空機製造会社のビッグネームからリリースだと知った時はかなりのインパクトでしたね。

元はFSXなのですが、リリース時は若干デフォルト機体が追加されてたり、グラフィック面での改良がなされてたりという感じで、ほとんどFSXって感じはしていましたが、今現在バージョンは4まで進んでるようで、だんだんとFSX感から離れていくような気がしてます。

P3Dの良いところ

  • 開発元がビッグネームなロッキード・マーティン社
    飛行機好きにはこれだけでもテンション上がりますね(笑)
  • P3DのアドオンはだいたいFSXと共通で利用できたりするので、FSXから乗り換えてもアドオンを継承しやすい
  • グラフィックや機能面で、FSXより再現性が高くなっている
  • 開発は今後も続いていくと思われる

リリース当初はFSXとほぼ同じ感じだったのが、今はさらに進化していってるようです。

このことはいずれ今までFSXと共通だったものがP3D専用として単独で出さざるを得ない可能性もでてきてるのかな、と感じています。

しかしながら、私自身、P3Dは実は一度も触れたことがないので客観的な見方になってしまっています。

P3Dの良くないところ

  • とにかく高額すぎる

もうこれ1つだけじゃないでしょうか(笑)

とにかく高い。

普通にプレイするために購入するだけで数万円の出費は覚悟しなければなりません。

P3Dの場合、実際にパイロットトレーニング用といった位置づけもあるようなので、お値段もそこそこしてしまうのでしょうが、ちょっと高いですよね。。。

もっと安ければ私もX-Planeに移行する前にP3Dを絶対考慮してたはずです。

そうすればFSXについやしたアドオンも引き続き使えるというメリットがありますからね。

X-Plane11の特徴と良い点悪い点

X-Plane11

まず私がX-Plane11に移行した理由が、単にFSXのファイルがおかしくなってしまって、再生がほぼ不可能になってしまったからです。

再インストールして、アドオンも最初から設定して行けばなんとかなったはずですが、膨大なデータすぎて、やってられなかったってのがありまして。。。。。

バックアップしてなかった私ものせいでもあるんですが。。。。バックアップ非常に大事ですよ!!

そんなことがあったので前からちょっと気になっていたX-Plane11をそんなキッカケで導入してみることにしました。

今回もSteamからの導入だったんですが、正直、X-Planeを見くびっていました。

導入してみてわかったんですが、かなり緻密なフライトモデルで、ひょっとしたら一番リアリティーが高いんじゃないかって思うくらいでした。

SteamにおけるX-plane11の価格は7,000円ちょいくらいなんで、家庭用フライトシムとしては適正価格ではないでしょうか。

とりあえずSteamを使うメリットって、購入したソフトはSteamが自動でインストールまでしてくれることにあります。

これって結構重要で、手動インストールだと結構手間かかるんですが、そこは自動任せで楽らくです。

X-PlaneはFSXやP3Dとは全く別のポジションって感じなんですが、リアリティーは申し分ありません。

X-Plane11の良い点

  • リアリティーの設定など細かく設定できる
  • マニアックな機体アドオンが多い
    これは結構感じることで、特にプロペラ系の小型機に特化した部分もあると感じました。プロペラ系ではこのX-Planeが一番のクオリティーだと思っています。
  • デフォルトでもグラフィックが綺麗
    X-Plane11ではデフォルトでも風景の綺麗さが良いです。FSXだとデフォルトではのっぺりした感じに見える風景もこっちではかなりリアルな感じです。また、夜景やライトの雰囲気がデフォルトでFSX,P3Dと比べても多分群を抜いてキレイなレベルなんじゃないでしょうか。

    FSXとX-PLane11のデフォルトシーナリーの比較

    https://www.youtube.com/watch?v=q7rrBbqRfRU by Drawyah

    FSXとX-Plane11との地表テクスチャーの違いが分かるスクショです。
    上の画像は右側、下の画像は上がX-plane11のデフォルトシーナリーです。
    どちらがリアルで綺麗なのか一目瞭然ですよね。

  • FSXとX-Plane11のデフォルトシーナリーの比較

    https://www.youtube.com/watch?v=q7rrBbqRfRU by Drawyah

  • FSX、P3D系にはないかつ精密なアドオン機体がある
    FSX,P3Dではのアドオン機体の最高峰はPMDGだと思ってるんですが、それに匹敵するX-Plane11専用の機体もそこそこあるんでありがたいです。
  • VRに正式に対応している
    私はVRでシムやってるのでこれは大変ありがたいです。VR使えばシムの世界はは全く変わります。
  • 外部アプリや機器との接続性が良い
    これはX-Plane11には外部からコントロールできる教官卓のような機能を持ったアプリがあるのですが、それとの接続もすんなりいきましたし、外部デバイスを使ったFMC,CDUソフトも問題なく稼働します。
    FSXではそのあたり外部デバイス等の接続に結構戸惑うことがあったように思います。

X-Planeの良くない点

  • PMDGが対応していない(笑)
    でもこれ結構切実に対応してくれるとうれしいのですが、でも、そろそろPMDGもX-Plane向けに開発をはじめるだとかなんとか聞いたことがありますが真偽の程は。。。
  • とにかく日本のシーナリーがなさすぎる。。。
    これ切実です。海外のシーナリーがメインなんですが、それでもFSXP3Dに比べたら少ないでしょう
  • フリーのアドオンシーナリーは手動で入れる場合かなりめんどくさい
    これはシーナリー単独では機能しない構造になっており、シーナリーを機能させるには他にも何種類もの機能型アドオンを導入しなければならないのですが、これがまためちゃめんどい。。。

まとめ

ハワイアン航空A330

以上フライトシム3種についての私なりの雑感を書いてみましたが、ざっくりとこんな感じです。

今はVRでX-Plane11をやってますが、不満は今の所日本のシーナリーがほぼないというところです。

全くないことはないのですが、フリーをさがせば出てきたりするので、何箇所かはそれをいれさせていただいてますが、日本のメジャー空港はないに等しいので飛ぶ時はいつも海外になります。

FSX、P3Dは日本のシーナリーもかなり充実してるのでそこはアドバンテージですよね。

X-PlaneにもPMDGと日本シーナリーが充実してきたらかなり最強なフライトシムになるんじゃないかと思ったりしてます。

以上が今回書きたかった記事ですが、今後もFSX、X-Planeに関する情報発信はできる限りやっていきたいと思ってますので今後もどうぞ宜しくお願いします。

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